生活困窮者自立支援制度の理念である
「自立の尊厳の確保」「支援を通じた地域づくり」の実現に向けて
北海道内の支援者同士が支え合い
課題解決に向けて官民連携で取り組むことを目的に
北海道生活困窮者支援ネットワーク【どうねっと】は発足しました。
会長ご挨拶
こんにちは。北海道生活困窮者支援ネットワーク【どうねっと】会長の松岡是伸です。
北海道生活困窮者支援ネットワーク【どうねっと】は2023年10月に設立いたしました。
どうねっとの活動は北海道内の支援機関同士の連携や支援員一人一人の資質の向上に資するものとなり
ひいては生活困窮状態に置かれる人達のみならず、地域に生きるすべての人たちが必要な制度を活用し
安心して暮らせるための支援体制整備につながると考えています。
会の趣旨に賛同して頂けるすべての方々に私たちの活動へ参加していただけることをお待ちしています。
私たちは、「生活困窮者自立支援法」の2つの理念の実現を目指し
北海道内の支援者同士が支え合い、官民連携で課題解決に取り組みます。
社会的孤立をはじめとした複合化した課題を抱える生活困窮者の増加を背景として、「生活困窮者自立支援法」が施行され、これにより生活困窮状況におかれた方たちへの支援を、国と地方自治体が責任をもって行うことが定められました。この法制度は、社会保険に続く第2のセーフティネットとして位置づけられ、プラットフォームすなわち制度横断型の制度の役割も示されています。その法の理念には「生活困窮者の自立と尊厳の確保」及び「生活困窮者支援を通じた地域づくり」の2つがおかれました。これは相談者の自己決定を基本とした寄り添い型の支援を行う事に加え、生活困窮状態の早期発見や包括的な支援体制整備を地域で行い、「支援する・される」という一方的な関係性ではなく相互に支えあう地域づくりを目指すものです。
生活困窮者自立支援制度の役割と
重層的ネットワークの必要性
この制度は、分権的及び創造的で自由度が高く、支援者及び地域の創意工夫や強みを活かしたオーダーメイドの支援が可能です。それ故に相談支援体制や地域づくり等において、地域格差が生じやすい特徴があります。また感染対策、災害等の緊急時においては広くセーフティネットとしての役割が求められます。コロナ禍においては制度に従事する行政担当者や相談員への深刻な負担増に繋がった一方で、住居確保給付金などの対応により一定の役割を果たしました。
生活困窮者支援はその相談者の複雑化した課題解決のため、多分野との連携が必要不可欠です。そのため担当者は制度と制度のつなぎ役、つまりコーディネーターとして法の理念を具現化する役割を担っています。また、地域における日常的な連携をはじめとして、市町村域や分野を超えての社会資源の共有や連携体制の構築は、生活困窮者支援に限らず、すべての支援者の孤立を防ぐことに繋がります。
生活困窮「者」支援とは、生活困窮「時」支援であり、誰もが対象となる可能性があります。だからこそ自分たちの生きる地域のあり方について、一緒に考える場が必要です。
取り組み1:支援者同士が支え合う仕組みづくりと課題の共有を目的に、会員相互の連絡・交流・情報交換会の企画運営及び研修会の開催を行います。また、関係諸機関・団体との連絡調整・提携を行いネットワークの拡充を目指します。
取り組み2:上記した情報交換会等で共有した課題の解決に向けた取り組みとして、諸問題の検討、調査・研究及び
提言等を行い、その解決に向けた事業に取り組んでいきます。
困りごとをシェアして繋がろう!
オンラインやオフラインでも
情報交換会を開催しています。
課題を共有して解決しよう!
勉強会やシンポジウム、研修会などを開催しています。
みんなで!
活動の中で見えてきた課題に
ついて、官民連携で解決していけるネットワークを作っています。
北海道生活困窮者支援ネットワーク【どうねっと】では
活動をご支援いただける方からのご寄付を随時、金額はおいくらからでも受け付けています。
【どうねっと】の趣旨に賛同いただける方はどうぞよろしくお願いいたします。
〒064-0808 北海道札幌市中央区南8条西2丁目5-74
市民活動プラザ星園306
一般社団法人北海道ねっとわーく内
北海道生活困窮者支援ネットワーク【どうねっと】事務局
mail:hokkaido.donet@gmail.com